2021.01.28 utenaの思考

u.dを使っての指導・セッションの基本姿勢と学び

*音楽教室やセッションなどでutena drawing を活用したい、という方は必ずお読みください。


音楽を線で描いて、伝える・・・なんか、楽しくて簡単そうですよね。

そのとおりなんだけど、
そうじゃない、ということもあるんです。
とっかかりはとにかく楽しい、でも、教える・伝える立場となると、やっぱりこのワークへの理解が必要になってきます。


ですから、やってみたい、と思ったらまず、この記事をよく読んでくださいね。

大切に扱っていただきたいことがあります。
最後までお読みください。


まず、やってみる前に、幾つか留意点があります。
しっかりと心に刻んでおいてください。

生徒さんに接するときに必要な理解

1、大切なのは常に描く人の体験であり、体験の変化であること 

2、遊びから入って、その生き生きとした感情を持ちながら、形の美しさと音楽の協動を目指すこと。

3、正解についての二つの見方があること。

utena drawing は、とても微細に描く人の体験を写し取るために、活用に際しては十分な理解と配慮が必要となります。


utena drawing には2つの役割があります。

描いたものは体験であるゆえに既に正解である

という面と
音楽的なものとフォルムの整合性があるということ。

そしてこの二つの正解がかさなるときに体験が実を結ぶということ。
指導者のもとに一方通行に正解を決め込んでしまうと、先が続きません。

レッスンを開始するときは常に生徒自身が音楽を体験できることを最も重要なことと考えます。
そして、最終目標とするものは、生徒本人が西洋音楽を精神的にも、構造的にも理解し、本人の身体の範囲の中で十分に味わい楽しみ、そして他者と音楽を共有する喜びを生き生きと感じられるようにすることです。
utena drawing は、その主旨にかなうレッスンの一助となるように考案されたもので、生徒の力を無理にのばすものでも、お遊びで終始するものでもありません。

指導者の姿勢

ですから、指導者は


「囚われのない目で描かれたものを受け入れる」
ことと
「フォルムの美しさの所以」

について熟慮することが必要となってきます。

そしてこの二つは描きはじめた生徒の中では、まだ、一つにはなっていません。
矛盾を抱えているのです。
この二つを、遊びの中で何度も繰り返し、生徒とともに指導者も生徒の体験を共有し、繰り返しの中で徐々に音楽プロセスの本来の体験へと導いていきます。
そのためにも、utena drawing について自分でまずよく体験してみることが大事なのです。

音楽教室の先生などがやってみたい、と思われたなら

是非試してみてください。

きっと新しい発見があると思います。
そして、レッスンでも試して見ると良いと思います。
そして、レッスンの中で使おうとすると壁にもぶつかると思います。
でも、実はそのときが本当に この方法に出会う時です。

utena drawing は、音楽を伝えあう、新しい”ことば”です。
まずは自分でこのことばを使えるようにしなければなりません。
うまくいかないのは、ことばとしての使い方がまだ理解できていないからです。
そこを超えても使ってみたい、という思いがあればきっと、誰よりも自分自身の音楽生活のために、このことばは役立ってくれると思います。
そして、その生徒さんへの思いは、自分自身の音楽性をも育むことになります。
そして必ずや、自分自身の音楽にも新しい風を吹き込んでくれることと思います。
教えることと、自分の音楽性を育むことが、別次元のことではなくなるのです。

utena music fieldは、音楽を知識・技能・音感の習得からによってではなく、理解と体験から音楽へいざなうことをその趣旨として、レッスンをしています。

先生にとっても何も難しいことではありません。
生徒さん達と一緒に楽しみながら深めていければいいのですから。
そのことをたくさんの音楽教室の先生方に知っていただきたいと考えています。

真摯にレッスンを続けておられる 小さな個人経営のピアノ教室・音楽教室の先生たちにとってこのワークがより、見通しの明るいものになることは、utena music fieldの喜びですし、使命でもあると考えています。そのために学びの場をもうけてあります。

発展プログラムについて

発展プログラムはutena drawing とその背景にある「音楽プロセス体験」について一通り学ぶためのセットメニューです。音楽教室の先生だけでなく、興味を持った方それぞれの場で自分なりに活用できる手始めとなるように組まれています。
大半をオンラインで学習できるようにzoomなどを使って、暮らしの中で取り組むことができます。また、一緒に学ぶ仲間たちとのやりとりも楽しいものです。

ここで発展プログラムにご参加いただき、ご自身の教室で活用しながらその後も研鑽を積まれている方のレポートを紹介させていただきます。このワークの実体験がよく分かると思いますので、ぜひご一読ください。

「音楽を描く」と私/kさんの記事

発展プログラム参加者の声はほかにも⇨発展プログラム参加者の声

初めてでも結構効果があります。
でも、このワークは懐の深いものを持っています。
そして、それを深く学ぼうと集まっている人たちがいます。

発展プログラムへのお誘い

さらに深い学びとutena drawing 活用認定証取得のための発展プログラム

受け身ではなく実践としてutena drawing を活用していくには、一定の理解と経験が必要になります。

音楽教室の先生なら生徒さんに、演奏者はセッションに応用していくことができるようになるためにも、積み重ねと深い理解が大切です。

発展プログラムはそうした必要性に合わせて組まれたセットメニュー。

発展プログラム修了者にはutena drawingを活用できるutena.m.fからの認定書をお渡しするほか、いろいろ優遇措置もあります。

発展プログラム

*発展pの前に、まず
 オンライン入門講座で、相性を確認してみるのがおすすめです。