小さな音楽室から発信しています

はじめまして!

はじめまして。谷中みかと申します。
utena music fieldでお仕事をしています。講師は私一人です。
utena.m.fが目指すところは、カリスマ先生・・・では全くなくて、
「街にひとつでいいから、こんな音楽教室があったらよかったなあ」
という感じの音楽を伝える場所です。

音楽教室なのですが、音楽室と呼び、馴染みの皆さんは、谷中さん、みかさん、と呼んでくださっています。

utenaとは

萼と書くと花のがくのこと
台とかくと、
見晴らしの良い高台のことです。

音楽する人が・・

大人でも子どもでも
見晴らしよく学ぶことができ、

安定した基礎の上に

「自分の音楽」という
花や実を結ぶことを願って、

この フィールド/場所では、
私も日々、
皆さんと一緒に学びつつ
ゆっくりと歩んでいます。

伝えたいこと

音楽と人の
出会いの場におもいをはせて

silhouette of trees during nighttime

古くギリシャ時代、音楽は学問であり、治療でした。

そして、音楽は人が生み出すものではなく、宇宙にあまねく存在するものでした。その宇宙ひとしずくを、私たちはいま、西洋の記譜法と演奏によって身近なものとして親しんでいるのです。

また、ギリシャの考え方では音楽は私達の身体の外側にあるものではなく、身体そのものが音楽とかんがえられていました。

だとしたら、私たちは自分の内側にはそれぞれに音楽という宇宙を持っている、
ということなのではないでしょうか。

そのひとりひとりの身体の音楽が育つのを大切にできないだろうか。そして、それを西洋の叡智としての音楽と具体的につなげていくにはどうしたらいいだろうか。

それが、utena music fieldの発想の原点です。

西洋の・・といってもクラシックだけではありません。
今のポップスもジャズもロックも、ベースにあるのは西洋の音楽体系です。

また、日本の本来持っている繊細で細やかな感性(そしてやや平坦である)も、身体という受け皿をきちんと通過させることによって、西洋の音楽と融合していくこともできると思います。

utena music fieldでは、
西洋音楽をベースとしながらも、ジャンルに縛られない広い視点をもって音楽を捉え、決められたマニュアルに従えない各々の感覚を考慮に入れながら、どうすれば音楽が人ともっと親しい存在となり、支えとなるか、ということを考え続けてきました。

今すぐの結果より、
実感そのものを育む学びを

そして、見つけた方向は、
結果に向かう一つの法則が導くのではなく
その人の音楽と結び合っていくプロセスに注目していくというものです。

音楽がうまれる場所は、楽譜でも楽器でも、演奏形態でもなく
人のところにあります。
そのなにかが生まれる場所のわずかな動きに、心も動かしていく、
その努力の中から生まれてくる実感に目を向けていくことにしたのです。

そうした試行錯誤の過程、それが音楽室やワークショップです。
いつも完成されず、いつも何かが生まれる場です。

今すぐできるかどうか、という短い結果だけを追いかけるのではなく、
この体験すること・気付くことの方へといつも舵を向けてきました。
体験の濃さの積み上げからその人の演奏も実るという考え方です。

それぞれが自分の音楽をもとめて

自分の音楽を求める、ということは、時々は苦しい思いがあると思います。
私もそうです。
ある意味、レールに乗っかっておくほうがずっと簡単です。

でも、その苦しさも、具体的な取り組み方がわかってくることで
見通しがつきます。
そして、自分のもとにいつか喜びとして昇華されます。

それは、立派な演奏と比べるとささやかであるかもしれませんが、
実感を持ち、感覚が生きた、かけがえの無いものなのです。
子どもたちもそれに気づくことができたら、
うまいか下手か、という判断を捨て、
みずからピアノの前に座るようになります。

音楽する幸せと苦しさを一生のものとすること。

その素晴らしい人生の深みを多くの人に体験していただきたいと願います。