ねーずみねーずみどこいちゅ
腕をしゃくとりしながらうたうあそびです。
ねんちゅうの女の子が毎週
小首をかしげて、「やって〜」と言ってくれるので、
うれしがって、私も毎週お嬢さんの手首をつかんで
しゃくとりしながら歌います。
うたとあそびかた
ねーずみねーずみどこいちゅ
(しゃくとりしながら手のこうから肩にむかって)
わが巣へちゅっちゅくちゅ
(しゃくとりしながらもどります。)
ねーずみねーずみどこいちゅ
わが巣へちゅっちゅくちゅ
ねーずみねーずみどーこいちゅ
わがすへ・・・
(戻るとみせかけて・・・・)
脇の下へ直行!!
最後にくすぐります。
utena式 こだわり
ねーずみ、 のリズム。伸ばす音を心地よくするのと、親指と人差指が伸びるのの連動。
最初は、やってもらうあそびですが、すこしなれたら、私にもやってみて、とお願いします。
それで、おぼえていきます。
わらべうたはこの手で、自分でもだれかにやってもらうだけではなく自分であそぶものということに慣れていってもらいます。
追記・”ちゅ”について
この記事をアップすると、受講者さんから、やってみた報告を頂いて、あれこれやり取りしているなかで、
どーこいちゅのちゅやちゅっちゅくちゅの響きがかわいいなあ、という話になりました。
私、あまり幼児語みたいなのはすきではないのですが、これはやっぱり
どこいく、ではなくて、どこいちゅ。
なんでわかいいんでしょうねー。
このごろ歌をお教えする場面も多く、 母音・子音の響きの成り立ちなんかもとても興味あるところなので、この”ちゅ”を口にだしてみました。
母音だけで”う”というよりさらに、唇はチューリップの蕾のように小さく突き出します。ぜひぜひ、みなさんもやってみませう。
やっぱり大きなものをイメージしながらは”ちゅ”は言えない。
それはこの唇の細かい動きのせいかとおもうのですけど。
(おや、チューリップも ”ちゅ”でした。)
私は、言葉にしても歌にしても形をなしていくプロセスがすごく気になるし、それをとても大事なことだと思っています。
その育生のプロセスを実感してるかいないか、で、伝わり方も違うものだからです。そうやってなんども、歌ってみて、ここちよい感じをさらに心地よくするにはどうしたらよいだろう、なんて、やりはじめてしまいます。
そして、このうたは、もうむしろ、”ちゅ”を楽しむうたかもしれない、くらいにおもえてきました。