【音楽教室の先生向け】utena drawing に関するQ&A
音楽教室などで使ってみたい、という声にお答えします。
音楽教室だけでなく、指揮や、セッションにも役立つでしょう。
また、セラピー関連のお仕事をされている方の琴線にふれるかもしれませんね。
やってみたい!と思ったら、誰かに指導する前にまず自分でやってみてくださいね。
さて、そこからどうやってセッションや指導にもっていくか・・・
Q&A形式で、書き出してみました。
Q&A
どこで学んだのですか?どこで学べば良いですか?
音楽を描く’(utena drawing )は、utena music fieldが独自で開発した方法です。
ここは小さな音楽教室ですが、「音楽が生まれる場所」にこだわってきたので、ちょっと変わってるんだと思います。ですから、学ぶところ(発信源)はここutena music field だけとなります。
レッスンのなかでどんなふうに使っているのですか?
30〜50分(レベルによって時間が変わります。)のレッスンの中で、これは、ドローイングのほうが直感的に理解してもらえるな、とか、じっくり何度もやり重ねて身体に働きかけたらよいかな、というときに、ささっと画用紙とクレヨンをだして、やってみます。一回せいぜい5・6分のワークになりますが、子どもたちは何度もしたがるので、長くなることもあります。あと、単に、今日はしんどそうだな、というときもu.dに切り替えたりします。
使う道具は?
生徒さん一人ひとりに、スケッチブックを持ってきてもらっています。
クレヨンは、こちらで準備しておいて、いつでも使えるようにしています。
あと、必要なものは子どもでも落ち着いて座ってドローイングしやすいテーブル。テーブルの位置が低すぎると、思うように腕がうごかないので、そこは注意して場所を決めています。
それから、先生が演奏しながら、横目で生徒の描いているものが見える場所に机を設定してください。
記事をよんで生徒を対象にやってみたいと思いました!
お、やってみれそうですか。たのもしいですね。
やってみてはじめて、お、そういうことだったか!という気づきがあるかもしれませんし、試してみるとよいですね。
ただし、注意してほしいことがあります。まずこれを読んでください。
その方法、取り組むときの姿勢とか・・こうしないとネジ穴に刺さらない、みたいな注意点です。
⇨指導やセッションする立場でu.dを使う場合の基本姿勢そして何かピンとくるものがあったら、まずは必ず講座に参加してください。
生徒のために、というのは本当は片手落ちで、まずは自分で感じることが大切なのです。私は、これを先生が振り回したり、ネタの一つとして活用するのではなく、本当に音楽を育てる気持ちをもち生徒を見る目を育て生徒の役に立つワークとして確立していただきたいのです。
そのために、さらには音と音の間にある音楽を見る解像度が必要になってきます。対象者へ安全に(そう、危険性だってあるのですよ)届けるために、音楽プロセス体験の理論を習得すること、そして仲間たちと経験を重ねることがとても大事になってきます。
utena music field公式として、あなたが、少なくともutena drawingが非言語の言葉として使えるところまできましたね、私も生徒さんのためによいワークができる基本をおつたえしました、ということを認められるのは、発展プログラム受講を終了し、utena music fieldとの対話をし、utena drawing活用証明書を授与できたときになります。
公式、非公式の違いは?
utena drawingは音楽と自分との関係を深めていくツールです。またutena drawingは一つ一つのワークが全体性を持ったプロセス重視の音楽理解と密接に結びついているので、一つのパーツだけ模倣することには無理があります。そして何より、先生自身がこのワークを深く体験し、非言語領域でのやり取りの質を整えていく必要があります。
それが理解でき、まず自分ごととして実践できるために、最低で2年はその鍛錬にかかると考えています。それが発展プログラムです。さらに先生向けの対話をし、それを終了した時にutena drawing活用証明書をお渡しします。
「発展プログラム」に参加し取得にむけて学習を始めた時から、公式の許可のもと、ご自身の教室に限りその活用を認めることとします。(ただし、ヤマハなど大手の音楽教室で講師をされている方は注意事項がありますので別途ご相談ください。)
さらに、utena drawing活用証明書取得後も、2年ごとに更新のためのワークが必要となります。更新がない場合も公式からはみとめられないものとします。
公式に認められることによって、それぞれの場所でutena drawingで音楽を伝える講師として公表することができます。それによってこんなふうに学びたいと思っている生徒さんとも繋がることができ、双方が大事にしているものを共有できる基盤となると考えられます。utena music fieldとしても、「各地で学べる場所」として紹介し、応援できたらと計画中です。そのひとつとして、公式ロゴマークがあります。
非公式での活用の方はその点を理解した上でのご活用をお願いします。そして発展プログラムへの参加の必要性をご理解いただきできるだけ早めに発展コースか発展プログラムで学び始めてください。きっと音楽との新しい関係や一緒に学ぶ仲間にも出会えると思います。
snsなどでの紹介はもちろん歓迎です。相互フォローで信頼関係を結べるとよいですね。
先生同士の組織や協会などはありますか?
コミュニティのコースとして「台レッスン研究室」がありますが、これは音楽プロセス体験理論でのレッスン研究を続けたい!という人の集まりで、utena drawing活用証明書取得後、参加は自由意思です。
また、東京ワークショップ時に集って交流を深める場を時々設けています。
そのなかで自然にシステムが必要となる時が来るかもしれません。が、いまのところ、明確な組織というのはありません。それは、一人一人の先生の唯一無二の音楽教室を大事に考えてのことでもあります。また、組織化が必要となるひとつとして、utena drawingが音楽プロセス体験から離れ間違った使われ方をするようになり内容が劣化していく、しっかり学んでこられた先生方の妨げになるような行為が行われる、などの外部との遮断が必要になった場合もあると思います。そういうことが起きるようになった時には、utena music fieldは組織化だけでなく法的にも全力でこのワークを守りたいと考えています。
他にも質問がありまーす!
ぜひ、お問合せからメールをください!!😀
やってみた感想もお待ちしています。
さらに深い学びとutena drawing 活用認定証取得のための発展プログラム
受け身ではなく実践としてutena drawing を活用していくには、一定の理解と経験が必要になります。音楽教室の先生なら生徒さんに、演奏者はセッションに応用していくことができるようになるためにも、積み重ねと深い理解が大切です。発展プログラムはそうした必要性に合わせて組まれた基礎を学ぶためのセットメニュー。発展プログラム修了者にはutena drawingを活用できるutena.m.fからの認定書をお渡しするほか、いろいろ優遇措置もあります。

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