楽器をやっていなくても楽しめる、学べる

Tさんは音楽と仲良くなりたい!とおっしゃる、60代の方です。なにか楽器をまなんでいるわけではないのですが、東温音楽室でutena drawing を通して音楽に触れ、遊び、学んでおられます。そのTさんのふと漏らした感想が印象的でした。

楽器も楽譜もあとまわし、まずは感じる事からはじまる音楽線描法utena drawing (u.d)。
使う道具はクレヨンと画用紙。でも、絵を描くのではなくて、動線で感覚的なやり取りをします。
u.dは、音楽と私、あなたと私の繊細でダイナミックな対話のツールなのです。
結果ではなく、プロセスを抽出していくことによって、その線が生きはじめ、音楽の要素を捉えるようになります。

この動く線は遊びに始まり、感覚を通り、思考を刺激して、身体へと流れていきます。

画用紙を感じて描くとき魂は外に居る

月に1回、というペースで続けられているTさんのワーク
継続していくことの大切さを痛感したワークでした。

無意識、意識の中に蓄積されていくものは、貯まっていっている間は気が付かないかもしれませんが、確実にその人のキャパシティを広げています。

風のように画用紙を飛び越えてはばたきまくっていたTさんですが、前回に私がつぶやいた(らしい)「画用紙とクレヨンの接触面に自分はいるのだと思ってそこの感触を味わう、」という言葉が 面白いなと思って、やってみたのだとか。

その質感の伝わる美しい円がそこには描かれていました。

同じ円でありながら違うのです。おもしろいなあ。

(例によって、作業中は写真を撮るという行為が思い浮かばず、残念ながら下の 画像はあとからとった自分のものです)

描かれた円の外に描いた時の感想が書いてありました。

速く描く時は魂は内にいて、 画用紙を感じて描く時、魂は外に出ている。

utena drawing 参加者Tさん

これは、私の意図に近いものを同じように感じておられるのだなと思いました。

感覚というものは内と外の両方に向かって開いています。これまで速く描いている時は内側のものだった、ゆっくり描くと外を感じる、と仰るのです。つまり新しい方向性に目覚めた、ということでしょうか。

どちらが正しいか、という観念的な考えを捨てていくのがこのワークです。

いろんなフィールドが感覚世界にはあります。

これはある時突然わかった、というのではなく、やっていくうちに 準備が整っていた、と考える方が自然だと思います。

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あの山は     イタリア民謡  ヘ長調をしました。

それから、後半、これは 5月からのワークショップの要となっていく スケッチと体感によって自分の中に音を産んでいく作業を しました。これもとても濃い、よいワークになったと思います。

同時に私の方も 手応えをしっかり感じ、確信を得てることができました。

5月からのワークショップも楽しみでワクワクしてきました。

5月東京WSについては こちら→2016東京ワークショップ(終了しました。)

愛媛生涯学習センターでは5月27日から 音楽スケッチ講座始まります。→ yuyuカレッジ(終了しました)