2018.09.25 u.dの活用例

9月の教室の「音楽を描く」

最近のレッスン

子どものピアノレッスンに欠かせない、「音楽を描く」

小学生・中学生のピアノレッスンの合間にも、必要を感じるときは、クレヨンをもってドローイングを始めます。

1年生のドローイング

もちろん普通の練習も、ソルフェージュも理論の理解もリズム打ちもやります。

その上で、こどものレッスンでこの音楽を描く方法も欠かせないやり方になっています。

子どもたちは、ふーんとかいいながら、楽しそうです。

ときに、なるほどね~、といって、大人みたいな反応なども。

大人は「音楽を描く」から演奏にシフト

逆に大人のレッスン生は、最初「音楽を描く」に興味をもってレッスンに通い始めた方も、歌ったり、笛を吹いたりすることが楽しくなってきているようです。

楽器や歌での演奏にしても、音楽を描く、という遊びにしても、音楽をやっていることに変わりないので、私はその時間が有意義で、次への希望になっていければ何でもいいと思っています。

ピアノのレッスンでももちろん必要があれば、取り入れます。

繊細だったり、ダイナミックな要素も生きた形で伝えられるので、

例えば、拍子感を大事に、なんて、いくら言葉で伝えても難しいものも、一緒に描いていけば、セッションとしての楽しさもあり、拍子というものを理解して、取り入れて実践してもらえます。

その人が体験する、ということの大切さ

以前にもまして、その人が体験する場、というものが如何に大事か、ということを考えます。

そのための、レッスンの中の余白、や、答えを急がないことや、
その人の筋道からレッスンを組み立てていくことなど、
どこまでいっても、難しい問いがたくさん。

一方で音楽の理があって、こうなったら、こう、とか、

こうすると、うまく流れ始める、とか、

実感と連動したら、転がり始める、とか。

でも、安易に引っ張っても、その人の体験に結びつくとは限らないわけで。

日々、観察と試行錯誤。

レッスンが終わって、

「あー楽しかった!」という声が聞けると、嬉しい。