音楽を描く’と、’楽典’講座日誌 2018.1東京
普段気づきもしないことが音楽と仲良くなることを遠ざけていて、それにあれれ、と気がつく事がある、この「音楽を描く」という講座。
2,とか 3 という数は、数えなくても見ただけで直感的に感じることができるのに、目で見るのと違って時間軸に沿って 拍子をとるとなると、どうも、途端に感覚が狭くなって、数えながら拍子をとったり、勢いで拍子や拍を見失ったり、ということは、実は相当に頻繁にあるんじゃないか、と思っています。拍子がとれない、と悩んでいる人の多くはそうした数と体感との連動がうまくいっていないことが多いようです。
数えながら音楽するというのは なんだか制約されているみたいで不自由だし、だからといって勝手気ままでは、どこかでバランスを崩してて、それにどこか気がついているのに、どうしようもなくて・・・そういう体験のある人もあるはず。
音楽の時間軸のなかの一つ、という単位が スッキリと見えてこないと、そもそも数えることもままならない。だから、その単位についてもっと近づいて手にとって、触れてみて、感じてみよう・・・音楽を描く と 楽典の講座では、そうした一つのテーマをもってやってみました。
東京 西武新宿線の新井薬師前駅からちょっと入った所にある いつもの スタジオ響で行った「音楽を描く」講座と「実感してすすむ楽典講座」音楽理論というと固くなるけれども、もっとやわからに音楽の幹のようなものを実感して知ろうという試み。そして、自分の音楽の流れを知るきっかけにもなる講座です。
*実感してすすむ楽典講座 は現在名称がかわっています→音楽リテラシー講座
詳細は下に。
3ってなんだろう?みたいな・・・自然界にもたくさんある3
8分の6拍子の中に内包されている、2と3
楽典ではさらに 一拍というのに焦点を当てて、一拍とその分割を実際叩いたり、自分でリズムを作ったりして、確かめました。継続して受けている人達が安定した拍を刻めるようになり、そのことはきっと、初めて参加した人にとっては きっと近道になるんじゃないなかと思います。音楽は生きているから、場というものの質も大事。みんなで共有してみて分かることがあります。わからなくても助けてもらっているうちに、助ける側に回っていることも。
しかし、なんでしょうね、手をたたくだけで楽しくなってしまうのは、場が和んでくるのは。人は手をたたき合って仲良くなります。(笑)
分ける こととくくることは同時に感じられるようになると、楽になります。
1のなかにそれを分割した2があったり 2があったり 4があるのは 分割されたリズムを知ることが同時に1を知ることでもある。
ということ。
今回は、音階のほうが時間切れ、どちらかに的を絞るべきなのかなとおもうけれど、少し触れておくだけでも、次の導線になるとおもうので、入れておきます。
楽典は次回、今回の復習と、質問の多い 「移動ドと固定ド」の違いとつかいどころについて、今回よりさらに突っ込んでやってみます。