音程感の不安がなくなっていく【縦笛】
音や音楽が直接身体と交わる感じ・・・ u.d個人ワーク継続中のTさん
自分の頭のなかでイメージしていた音の高さが、
実際笛で演奏した時にはずれてしまって、思うように音がつかめない・・・
という、もともとあった違和感が、
このワークを受けるようになって、数回でなくなったことが、うれかった。
今はもう、そのずれは感じない。
音や音楽が自分の身体を通って
色となり、線となり、ふたたび現れ出てくる、
そのことがとても気持ちがよく、楽しい。
それでいて、いつの間にか音楽や音の本質へと導かれている気がする。
ただ音楽や音をきくよりも、また、楽器で演奏したり、歌をうたう時よりも、このワークをすることは、
より直接的に身体感覚として音と交わっている感じがする。
それは、線を引くという、比較的簡単な媒体を通してだからこそ、
自分がどう音楽を受け止めているかがあらわになるのかもしれない。
音楽と人間の関わりにおいて、すごく繊細で奥深い音楽の秘密とでもいえるような部分をかいまみることのできるワークだと思う。(Tさん)
愛媛でいち早くレッスンを受け、継続しておられるだけでなく、この講座の可能性を高く評価していただいて、大変協力していただいているTさんの、数年前の 手記。
個人対象のワークは、音楽演奏をされている方や音楽関係の方だけでなく、このTさんのように、若い頃親しんだ後、音楽から離れていた、という方、にとっても有意義な時間となっていて、いまここ、その人の体験してくものが変化していくのを私も一緒に体験させていただいています。それは、興味深く、そして感動的です。
写真はその頃のもの。
とにかく、鉛筆やクレヨンを持つ手が躍動し、開放されていく様子がいまも伝わってくる。
それが、ワークが進むにつれて、心地よくコントロールされていくプロセスがあった。今は、うたを安定した音程で歌われ、伴奏をきき、音楽を共有する感覚の広がりと、なにより、自分で表現する、ということの楽しさに昇華されてきている。
なにより、私もとてもよい経験を積ませてもらっている。
このutena drawing という方法は本当に面白い。
そして何より嬉しいのは、彼女の数年間の大きな変化を実感できている、という積み上げてきた実感です。それはこのワークにとっても宝。