音楽のワークショップ(愛媛)|言葉にしきれない体験の記録

音楽の方を深めようとすると、伸びやかさがおざなりになる・・
大事なのは、その人がしなやかに体験できていること、そこに音楽の良さをもっと伝えたい私。
言葉では表しきれないもののやり取りをドローイングで。
揺らぎながら、認め合いながら、ゆっくり時間が過ぎていきます。
いつもの伸びやかさが隠れてしまっていることに気づく
前回・前々回のワークの写真を眺めていて、最近のこのクラス、ドローイングのようすがそれまでと違って、線が細いというか、何か違うと思いました。10年続いてきているこのチームは、時間をかけて音楽を描いて楽しみ、指先からの感覚を通して音楽に触れてきて、それはのびのびと楽しそうに描いていたはず。
ところがここのところそののびのび感がない・・
そういえば、最近いきなり音楽のワークに入ることが多くて、感覚をのびやかにして音に触れるような、「感覚を引き出すワーク」をとばしてきていました。もうずいぶんと慣れてきた方達なので、むしろ、早く本題に入ったほうがしっかり音楽に時間がかけられていいだろうとおもっていたのですが・・
それで、そこ(感覚と音楽が触れるところ)への意識を手放さないで入っていくことを大事にしようと思いはじめました。
初心に返って○を描いてみた
ちょうど今まで使ったことがないオイルパステルや色鉛筆が届いたこともあり、久しぶりに「○のワーク」を。
使用したのはムンギョのオイルパステル。本来、プロ仕様のオイルパステルらしい。ただ、utena drawingとしてはどうかな、色の力が大きすぎる気もする。と私は思うのだけれども、みなさんはどうも気に入ったよう。とくにこの○のワークには選択肢としてこのムンギョのオイルパステルもアリなのかも。





おおお、のってきました。
さらにゆったり心地よく、ジャズの調べに乗せて
さらに本題に入る前に、心地よく音楽に乗ってもらえるように、jazzのナンバーの”Oll Of ME”で(
失恋の唄だけど・・)。この目的に合わせてゆったりスイングするように。
もう、音楽を描くことがすっかり日常になじんでいるメンバーなので、あれこれ、そのフォルムを決めたり、指導したりすることなんかはせず、感じたままのループを。

あ、もう全然線が生き戻っている。
(そして、ジャズを描くとこうなるのかって気がついたことがあるのがけれども、これはまた別記事で。)
このワークはきれいに描くこと、正しくが目的ではなくて、音楽と自分とを結ぶツールとしてのドローイング。それを思い出させてくれるような生き生きとした線!
みなさんほとんどの方が音楽は聴いて楽しむ派+音楽家1名
このワークをするまでほとんど歌を歌ったこともない、という方もいて、ばりばり合唱の指導をされている方もいて、っていうメンバー。
本題・ウェルナーの野ばら
さて、本題のウェルナーの「野バラ」目標は、簡単なハーモニーを感じられるためのドローイングと、そして実演。もう3ヶ月このテーマでやっています。
それぞれ自分のパートを他のパートにつられずに歌う、ということはできても、相手を聞いて、その音の間を楽しむには、どうしたらいいのかな?どっちが低い高いで微調整するような指導では、きっとこの個性豊かな人達からブーイングが来るに違いない。(というか、それしちゃうと音楽プロセス体験じゃなくなる)でも、今までやってきた音楽とは違うフェーズなので、とにかく「わからない」。でも「伝えたい」。実は、線がぎこちなくなってきていたのも、このハーモニーへの取り組みがまだ、ちゃんと成立できていないから。このメンバーとはこれまでも、実験的な試みを自由にさせてもらっていて、その試行錯誤が今のワークの支えにもなっています。ハーモニーに関しては、まだまだ、検証していかないとですね。
ということで、正確なピッチでハモる、というのは今回は手放して、せっかく戻ってきたこの呼吸感。
これをもう少し長いフレーズでやり、そこからメロディワークにつなげていくことに。


だいたい皆さん苦手なメロディワークですが、今回はすこし膨らみをもって、そしてメロディの動きを想定して、描けるようになってきたみたい。
描けるということは、このメロディの行く先が明るくみえてきているということ。
音楽の伸びやかさと「共有する」を両立させるには・・・
ハーモニー体験をやってみるには、すこしグッとその世界線に入っていくことも必要で、でも、そうすると伸びやかさを忘れていました。今回はそれを思い出しながらの、ワーク。そしてメロディ。
ここから、音楽と伸びやかに関わることとハーモニーを共有することは決して別物ではない、という、考えてみたらかなりグレードの高いことをやろうとしているのかもしれませんが・・・
本格的に音楽演奏に繋げたい、というグループではないので、そのへん、無理をしすぎず楽しみながらやっていけたらと思います。
次のワークにつなぐこと
揺らぎながら、認め合いながら、ゆっくり時間が過ぎていき、はや10年。
次回は描いたこのメロディを実際うたうってどういうことかな、というところへつなげられるとよいな。そうすることで今回のワークも生きてくるでしょう。この感覚を無理なく自分事にしていくプロセス。
そう、でも、のびのびとそれを感じられるように、何よりそれをもう忘れないようにしないとね。
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