2016.03.03 東温音楽室案内
utena東温音楽室の基本姿勢
![](https://i0.wp.com/utenamuse.jp/manage/wp-content/uploads/2022/05/c3eeb87d7ac35950604772845cd1046c.jpg?resize=771%2C314&ssl=1)
ここの音楽教室はずっとまえに、
「子どもたちがおとなになった時に
音楽を心から楽しむために何が大事だろう」
と考えました。
そして、ただピアノの技術だけを磨くのではなくて
豊かな音楽の種をまく土壌を作るお手伝いをする、と決め、
その方向で、講師は学びを深めました。
時代は子どもたちを先へ先へと急がせますが、
この教室は子どもの成長を急がせません。
じっくりと、ゆっくりと、手を抜かず、 手をかけすぎず、
自ら音楽を体験できるように待ちつつ教えます。
一つ一つ確実に実るのを待って先へ進みます。
本当のところ、そんなことより
技術を教えこむことのほうが簡単であるかもしれないのです。
お母さんたちも早く上達してほしい、と思っておられるかもしれません。
でも
そうして育った「utena」の子どもたちが、後々になって、
感性豊かにピアノが弾けるようになり、
楽譜から音楽を引き出して自分で楽しんだり
コードをつけてアレンジすることを覚え
生活とともに音楽に親しんでいるのを見るにつけ、
この舵だけは、どんなに時代が変わっても
離すまいと思っています。
結局そのほうが子どもたちの学びの深いことを
この教室で育った子たちが教えてくれているからです。
当然のことながら、音楽は芸術なのです。
mika taninaka
シューベルト 即興曲op90-3